2. 「実行力」不足をサポートするためには、「プロジェクト」には限界がある!

「アスク総研」設立への想い(過去の30数年のコンサルタント経験からの学び)

前回、昨今のコンサルティングファームのトレンドとして「とにかくコンサルタントを増やして売り上げを拡大させる」という風潮に疑問を感じていたことを述べました。

私がアスク総研を立ち上げた際にそれ以上に気になっていたことは、「経営改革の企画構想や新たな戦略案を提起しても、顧客側に「実行力」が伴っていないことが多い」という点でした。

もし、大変素晴らしく見える戦略案があったとしても、そもそも実行力がなければ現実的な成果目標には到達できないことが多いでしょう。

構想段階から顧客と協働ワークショップを行い、顧客側にも当事者意識を持って頂くよう推進しても、いざ全社展開への実行というステージになると、構想段階で練り上げた「変革の意味や想い」が現場で働くメンバーにうまく「つながり」難いことが多いのも現実です。

このような「想い」や「つながり」が組織へ根付くにはそれなりの時間が必要です。
しかし、初めと終わりの期間的な制約があるプロジェクト活動では、「戦略の実行」までをサポートすることに限界が生じます。

では、どのようにしたらよいのでしょうか?

次回に続く