お客様からのご相談

地元取引銀行グループのアナリストから外部環境の説明会で話を聞くことがあるが、内容がマクロすぎて役に立ちません。
業界環境の動向や市場ニーズに関する新たなお役立ち情報をどこからどのように入手すればいいのかも分からず、激動の環境の波に乗るにも次の一手が分かりません。
他社で実際にあった事例
むしろ事業を取り巻く環境潮流と未来予測、同業他社の戦略的な動向、市場ニーズ、技術進歩と実用への影響等など、自社の将来の事業機会に繋がる有益で新鮮な話を聞きたいのだが、ネット検索で見聞きした情報を信用し過ぎると判断を誤る可能性がある。
一方、地元の商工会議所ではエリア情報に特化し、量・質ともに物足りない。自分たちで何かできることはないだろうか。
マクロ環境だけでは意味はなく、また断片的な詳細情報だけでもビジネスチャンスの発見には繋がりません。
近未来の環境潮流を認識し、この脈絡の意味づけから顕在ニーズだけでなく、「潜在」ニーズの仮説も探ってみる。技術は事業に先行すると言われるように、この「潜在」ニーズをもとに製品・サービスのコンセプトを創造し、これを具現化するための技術要件として自社の「技術ロードマップ」を構築してみる。
このように未来への戦略的方向性を「ストーリー」として語ることで、ここからバックキャスティングすれば、まずは戦略的な打ち手が根拠を持って見えてくるはずです。
昨今、コロナウィルスによるパンデミックや気候変動による自然災害の増加、AIなどのIT技術の発展など予測不可能な事態が発生していますが、その都度新たに未来におけるニーズの変化を探索し、ロードマップをアップデートしていくことが必要となります。
先行きの見えない今こそ検討すべきものと考えております。
ポイント
環境潮流の理解(観察と脈絡の意味づけ)から始まり潜在的市場ニーズの仮説立案と、製品・サービスの具体化の検証と学習(振り返りによる仮説の問い直し)を短期的に繰り返しながら、新たに得られた情報をもとに戦略的方向性を見直していくことが必要です。
物事を予測することが難しくなった現代では、一度環境潮流を理解してもそこで立ち止まらず、アンテナを広く張って、市場や環境の変化に伴って現れる事業機会を逃さず、戦略を創発し続けていくことが大切です
また、この新たな事業内容に関する同業他社やグローバルでの成功企業の事例をベンチマーク調査して参考データとしてお役立ていただくことは可能です
