データにもとづく経営状況判断・決定がうまく機能しない

お客様からのご相談

経営判断や日常業務での必要な判断と意思決定が後手後手に回っています。しかも変動的な状況に対し、的確な判断ができているかどうかも疑問です。

さらに悪いことに、システム運用上のデータの鮮度と精度が悪く、しかもデータ入手に手間取り予定通りいきません。

他社で実際にあった事例

個別にシステムを追加開発したため、既存のシステム間とのデータ連携不備、ネットワーク構造の不整合、データベース分散化が発生していました。その結果、人手による手計算やデータ作成に多くの手間とタイムラグが発生し、タイムリーで正確な経営状況判断ができないでいる会社がありました。                                                 しかも経営者に聞くところによると、状況判断に必要なデータを揃えることに傾注しているため、本来経営者が正しく状況判断するためのコンテンツ(意味情報)や管理指標は何年もの間見直しも行ってこなかったとのことでした。

 

 

 

まずITシステム診断を行い、コスト、機能・性能、品質、時間の各観点から、ITシステム運用上の問題点を抽出し、システム改善を行うことが大前提となります。

但し、この前にもっと重要なことがあります。「経営・業務のモニタリングに役立つデータ・情報は何か?」「経営・業務の見える化によるデータ・情報は誰がどのように活用するのか?」を明らかにしたうえで、ITを生かした経営の見える化の運用の枠組みを構築することが必要です。

ITのみならず、見るべき人にとって意味ある情報・データの観察による状況判断、そして意思決定までのスピードも大切なポイントです。

スピーディな状況判断・決定のための“OODDA”ループの考え方

活動方針と見える化の定義

※この全体プロセスの構築を経営・現場状況・顧客の声の見える化と考えます。

大事なことは情報ありきでは決してないこと。まずは、会社として何をしたいか、何を知りたいのか。このためには、 誰が、何のために、何を(コンテンツ)、いつ見たいのか、その根拠・世界観は何か、を明確に根底定義化しなければなりません。そうでないとどんな情報も意味を持たず、単なるルーティンワークで次第に形骸化していきます。

ポイント

  1. そもそも誰にとっての、何のための「見える化」かを定義すること。                    ※BIツールでの情報ありき、お手元の情報ありき、前例的な情報ありきでは決してないこと
  2. 見えないものを見えるようにする「見れる化」(可視化)の仕組みづくりと見るべき人がその人の意思をもとに見えるようにする「見える化」とは分けて考えること。
  3. 情報・データは、アナログとデジタル(リアルタイム性)、内部と外部の組み合わせからなる4つの象限に分類し、合目的性を考えたうまい使い分けをすること。
  4. 「見れる化」の仕組み・システムにおいて、企業秘密情報の漏洩対策のために万全な情報セキュリティ対策も同時にしっかり行うことが大前提です。

 

経営状況の適切な判断、日常業務で必要な状況判断・決定をおこなうため、意思決定者からのヒアリングとデータ分析から「見える化」の根底定義の整理を行います。また、このために「見れる化」(可視化)の情報・データの整理(目的と手段による体系化)と仕組み・システムの導入・運用アドバイスも行っています。

ITシステム診断と改善、および情報セキュリティ対策支援は、現在もご提供しております。
お客様独自の情報セキュリティポリシーを策定し、全社グローバルビジネス組織への浸透を図るべく様々な打ち手の実施と、定期的な情報セキュリティ監査および改善を実施いたします。これらすべての作業に関し、日本語と英語での対応も可能です。

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