イノベーション(変革)リーダー育成と従業員エンゲージメントの醸成
外部コンサルタントによる分析的アプローチで改革の道筋を立て、論理的な根拠にもとづく主張だけでは会社組織は変えられません。
また論理だけでも人は動かない。
そこには会社組織としての「持続性のある学び」と変化の意味を協創する「思いのつながり」が無ければなりません。
このために取るべきことは、イノベーションリーダーの育成と社員のエンゲージメントを高めることに他なりません。
リーダー育成、経営改革に即した教育研修
教育研修だけでなく、業務改革コンサルタントの方法論とノウハウを学びながら、イノベーションを起こす
- 危機意識の低い社員が多く、業界の変化とスピードにうまく対応できていない
- 自社のイノベーションのために何をすべきか、またどのように取り組むかもよく分からない
- 高い視座・広い視点・鋭い視点で対話や議論が出来るようなリーダーを育てたい
- 本質を考える力を持ち、戦略企画から実行をリードできる変革リーダーを育てたい
- 部門間でのマインド連携が悪く、全体最適な議論が進まない…
弊社のイノベーション研修は、「思考力」×「実行力」が身につきます。
- 「コンサルティングを依頼して分厚いレポートを受け取ったが、その後ほとんど開いたことはない」
- 「これまで外部の研修に参加してみて良い勉強にはなったが、その知識を業務に活用できていない」
- 「自社の問題点は分かっているが、目先の仕事に追われ、対策をとれないまま時間だけが過ぎていく」…
このような声がよく聞かれますが、弊社プログラムによるイノベーション研修は、将来を担う若手幹部・リーダーに意識改革と変革実行に必要な知識とスキルを体得させ、イノベーションと企業目標の達成をお手伝いします。
イノベーション研修の特徴と効果
研修=アクション・ラーニング ⇒ ノウハウ習得+経験からの学び
講義でイノベーション(変革)の進め方・考え方の方法論と思考フレームワークを学び、実践的なビジネス・ワークショップで各人への刺激と内省・対話の相互作用により多義的な考え方や多角的な見方を開発しつつ、実践に直結したイノベーション・リーダーを育成します。参加者主導のアクション・ラーニングアプローチで社員の学習効果は必至です。
自社の経営課題を各人が自ら考え、チームで目に見える成果を創出
部門を横断したチームをつくり、自社の経営課題をテーマにしたビジネス・ワークショップを実施することで、全社に共通した新たな議論の土台(論点)・課題認識が醸成され、意思決定スピードが速まります。
そして外部コンサルタントが解を提示するのではなく、コンサルティング方法論とノウハウの習得、及びコーチングにより参加者自らの手で腹落ちする解決策・アクションプランを策定できるようになり、イノベーションの実行力が高まります。
イノベーションの経験豊富なファシリテーター型コンサルタントがポイント
国内・海外でイノベーション・サポートの経験豊富なコンサルタントが、イノベーションの方法論を活用したワークショップで、ビジネス・ファシリテーションとコーチングの手解きをいたします。この中で多くの企業での経験に基づいた成功のためのエキスと障害への対応事例など、実践的な固有テクニックについても注入いたします。
研修プログラム概要
実施回数(一例)
2-3ヶ月間で6~9回。各回、講義+ビジネス・ワークショップ(御相談に応じます)
対 象 者
若手・中堅社員、リーダー / 候補、特定専門部門(1テーマにつき10名から最大20名まで)
テーマ例
イノベーション、新規の事業構想、組織改革、事業戦略と中期経営計画、経営・業務改革をリードできる変革リーダーの開発、ソリューション営業力強化、インターナル・マーケティング指向へ企業体質改革 他
研修効果
- イノベーションの方法論・手法など、実践ノウハウと活用方法の習得
- リーダーのための「ロジカル思考」と対照的な「ソフトシステム思考」など思考技術の習得
- チーム・ファシリテーター型イノベーション・リーダーの資質とあり方の学び
- アクション・ラーニングから個々人のやる気への刺激とアクションへ繋げるアイデアの引き出し
- 新たな視点でのビジネスモデルの創造とそこへの道筋のビジュアル化
- 上記を踏まえた、個別具体的な社内テーマの模擬的な試行学習と成果サンプルの創造
研修の進め方
講義から始まり、質問と対話、議論、セッション、ビジネス・ワークショップを通した研修と経験からのリフレクションを効果的に組み合わせることで、各人の知識の分かったレベルから活用ノウハウの体得レベル、そして新たなものの見方・考え方の発見、思考技術の応用へと個人/組織の学習レベルが向上します。
参加者の声
「わかる」と「できる」の違い
過去の研修は座学が中心で「わかった」だけで終わっていたが、今回フィールド実習を体験し改めて「できる」(=自ら納得し体得する)までの難しさと、新手法を使いこなし自ら成果を生み出せる満足感を実感した。
「経験」、「成功体験」は必要だが、時には邪魔をする
これまで具体的な重点施策を考える時は過去の経験に基づいて考えることが多かった。今回の「イノベーション研修」プログラムに従って行動しながら考えているうちに、前提条件や固定観念が変革の障害となっていることに気付き新たな物の見方とユニークなアイデアを生み出すことができた。
個人の「問題(状況)」認識を会社全体の「統一問題」への定義から
一口に皆は「在庫が多い」と言っているがそれはその人の意見でありある時点での状況にすぎない。全社スルーの視点で実態(=実態のつながりと物事の根っこ)を正しく理解し、利害者間での状況認識とその根拠・背景についてすり合わせを行うことで全社共通の問題として取り組むことが出来るようになった。
部門を超えた一体感と創造的風土が生まれた
初めは各部門の混成チームの中で他部署への無関心さや責任回避的意見、牽制的な雰囲気も多く見られたが、ファシリテーターから要所要所で視点・考え方のアドバイスを受けつつ議論をしていくうちに、部門を超えた一体感が生まれ、これまでは出なかったような創造的なアイディア・意見が出てくるようになった。
イノベーション研修プログラムの実施例
- ITソリューション会社、調査会社向け、「ソリューション営業の進め方」の教育と実践スキル習得まで経験学習支援
- 電機メーカーのソリューション事業部門、調査会社向け、「社内コンサルタント」の育成とコンサルティング事業部門立上げ支援
- 電子機器メーカーの主力BU向け、経営改革コンサルティング・メソドロージの実践研修
- ERPシステム会社、ビジネスコンサルティング会社向け、「顧客先の上流コンサルティング」のメソドロジー実践教育
- 社会インフラ企業、家電メーカー向け、「新規事業開発テーマの探索法」の実践的進め方研修
- 公共事業サービス会社、調査会社向け、「戦略的中期経営計画の策定」の実践的進め方研修
旧来の「問題解決型」から「問題定義・課題遂行型」アプローチへ
顕在化された問題状況への一義的な解決アプローチではなく、全体の問題を構造的に捉えて(システム思考、立体思考)、関与する人々の多義的な見方・考え方から潜在的な問題の本質を抉り出し、問題の定義と課題設定を行います。このような探索・学習による課題解決アプローチが主流となっています。