新規事業テーマの探索と新事業コンセプト作成
新規事業開発への取り組みは、先ずその根拠と目的を共有化することから出発します。
- 新事業開発の必要性(そもそも論と意味付け)
- 企業内でのこの新事業の位置づけ(何を前提)
- 企業内でどんな地位を目指すか
- 目標としたい売上、利益
- 事業展開の規範となるミッション
資源活用による新分野への開拓
4次元クロスマトリックス分析など諸々の経営手法により抽出した新規事業アイデアを「戦略ベクトル」、「戦略距離」を大前提として、さらに下記の3つの視点から事業化評価を行い、有望な新規事業候補テーマの選定を行います。
- 資源面で他社が追従できない ⇒ 自社のユニークで強みのある資源が活きるか
- 参入障壁・リスクが大きい ⇒ 独自性、新規性があり、実現可能性が高いか
- 参入他社にとってROIが薄い ⇒ 規模感があり、儲かりそうか
但し、自社の資源能力を無視して一足飛びに新分野への進出にはリスクを伴います。
十分な自社資源能力の棚卸を行い、外部環境動向、顧客の指向変化を見極めながらどのようなビジネスモデル(Who-What-How)で勝負するのか明確に定義することが必要となります。
新規事業テーマ探索と市場性評価のための基本手順
未来の技術ロードマップ
- 近未来(10~30年後)のユーザーの環境変化を現状から演繹的に予測
- その環境下で求められるニーズから、サービス/プロダクトのコンセプトを設定
- コンセプト実現のための技術をバックキャスティングし、自社の技術ロードマップを作成